その背中の痛み、もしかしたら自律神経からくるパニック症かもしれません
2021/01/28
もし気になる症状が有ればご相談ください。
パニック症
主訴は、背部痛、呼吸困難、強い不安・恐怖感。
ここ2ヶ月間、車の運転、エレベーターなど密室にいると緊張して動悸、手指のふるえ、呼吸が苦しくなる。
1ヶ月前から普通に街に出たり、
人と会うことのハードルを感じ引きこもり気味。
仕事のストレスと
睡眠時間が2〜3時間の毎日で不眠ぎみ。
リモートのミーティングも緊張して強い不安感と発汗。
抗うつ剤などの薬を飲むのに抵抗があるので飲んでいないとのこと。
1回目施術
鎖骨下〜両脇に圧迫感
肩甲骨内側の痛み
足指が反り返るほど緊張した日々を過ごし自律神経のバランス崩している。
腹式呼吸指導(横隔膜)
以降 週1回のペースで施術していく。
2回目
前回施術後、
肩甲骨内側の痛みと鎖骨下の圧迫感が軽減。
足指の緊張は変わらない。
(オンラインで瞑想会)
3回目
前回施術後
とても調子よく、鎖骨下〜両脇に圧迫感と
肩甲骨内側の痛みが消失した。
呼吸が楽で睡眠の質が良くなり眠れる。
●1日数回、頭をからっぽにしてお腹で深い呼吸
4回目
密室の不安感が減少し車で長時間の運転も可能、
家族と出掛けられるようになった。
5回目
毎日の瞑想と運動が定着して生活習慣・生活リズムが整ってきた。
考察
パニック症や自律神経失調症を抱えられている患者様の報告でした。
猫背で胸郭が下向きは、
自律神経症状で心因的要素のある人に共通する症状のひとつですね。
1ヶ月という比較的短期間でほぼ症状を改善することができました。
これは、抗うつ剤等の医薬品の服用がなかったのと、こちらの指示通り通院していただけたことが幸いであります。
パニック症を起こす人の特徴としては
責任感が強くて、
「しっかりしなきゃ!」
「心配させないように、迷惑かけないように…」
「私は大丈夫…」
という気持ちが、
不安や焦り、心の疲れを蓄積しパニックを起こすと思います。
しかも、一度過去に発作を経験すると、また起こらないかなと予期することでもパニックになるみたいです。
この患者様には、
🔴ストレスは1人で無理に抱え込まず、誰かを頼ること。
🔴パニックは起こるものだから迷惑かけても良いんですよ、息詰まったら、外に出て深呼吸。
🔴どういう環境だったら安心できるか、
〇〇さんに合った対処法を一緒に見つけましょう!
と話をしていました。
今回は、たまたま回復に向かった例で、
自分は自律神経系やメンタルの専門ではないので、
正直なところ治し方や、テクニックはよく分かりませんが
これからも人が頼ってくれるように自分の在り方を磨いていきたいと思います!
金田一治療院
代表 渡辺洋亮